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2月に小樽でクランクインして以来、都内はもちろんのこと、逗子やハワイなど石原裕次郎さんが歩いて来た地で大規模なロケーションを行ってきました「弟」。また、想い出深い「狂った果実」や「嵐を呼ぶ男」「栄光への5000キロ」などの大ヒット映画の印象的なシーンをリアルに再現してきています。
 
そんな中、撮影チームは、当時としては破格の製作費3億9000万円の巨費を投じた感動の大作映画「黒部の太陽」の撮影風景の再現に挑みました。「黒部の太陽」製作の最大の協力者だった慎太郎さん役の長瀬智也くん、裕次郎さん役の徳重聡くん、石原プロモーションの小林専務役の石原良純さん、そしてカメラマン・金宇さん役の東幹久さんが、迫力ある実景をバックに、映画作りに燃える男たちの心を演じました!!

自然の岩盤を使ったトンネルセット!

 日本道路公団と熊谷組の協力を得て、静岡の掛川に「黒部の太陽」と同様のトンネルセットを用意。このトンネルは高さ5m、幅5m、全長25m。自然の岩盤を利用し、木の板を組む昔のトンネル作りと同じ方法で、10日間約80人掛かりで制作されたものです。トンネル内には、当時使われた本物の削岩機などの機器を持ち込み、掘削から発破のシーンまで、オープンセットとは違う迫力ある36年前の撮影現場を再現しました。。
 若松監督は「映画界の諸先輩方が当時必死になって作ったもの。素材をお借りするだけでは申し訳ないので、自分たちで出来る限り再現していきたいと思ってます」と撮影に燃えています。また、当時も制作指揮を取っていた石原プロモーションの小林専務は「『黒部の太陽』は、裕次郎さんが命懸けで作ったもの。いい加減なものは出来ない。セット撮影やCGなどで逃げたくなかった」と、大掛りな撮影に挑みます。
 2台のカメラの前に立ったのは、徳重くんと良純さんと東さん。エキストラとして熊谷組の方も多数参加します。最後の爆破のシーンは、テストなしの一発本番。「3、2、1、スイッチ、オン」専務役の良純さんの声を合図に爆音が響き渡ります!一瞬後には、もわっと熱風が!! 成功です!!! スタッフ一同拍手喝采!!!!

 翌日、富山の黒四ダムに移動します。関西電力の協力を得て、関係者以外入れないキャットウォークでのロケなども行いました。ここで、約2ヵ月ぶりに長瀬智也くんが現場へ登場。裕次郎さんが『黒部の太陽』製作への熱い想いを兄・慎太郎さんへ語るシーンや、スタッフが勢揃いし撮影の安全祈願を行うシーンなど、険しい黒部峡谷を背景にリアリティ溢れる画面を撮っていきました。
 この黒四ダムでの撮影の合間を縫い、出演者の皆さんが取材に訪れていたマスコミの方々にコメントを語ってくれました。HPでも特別公開!
 
長瀬くんが2ヵ月ぶりに弟へ! 

 久方ぶりに「弟」にやってきた長瀬くん。その最初の現場は、ナント水上約100mにあるキャットウォークでした!

 「この『弟』では、皆さんとの絆が深められ、いい作品に出合えたなと思います。久しぶりの現場ですが、いい現場なので、すぐ前の自分に戻れた感じがします。でも今日はいきなりあんな怖いところ(キャットウォークのこと!)に連れていかれ、ショックでした(笑)。でも(ダムの)湖を見て嬉しくなりましたね。ダム好きなんです。普段入れないところに入れ、おいしい現場ですね(笑)。
 徳重くんとは一番一緒にいますね。お互いサッカー好きですから、サッカーやゲームなどでよく盛り上がってます(笑)」








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