富士電視台的新聞網頁~關於《白線流し~夢見る頃を過ぎても》
介紹今年秋天將播出的最後一部特別篇,
也整理了長瀨智也和製作人本間歐彥的簡短訪談。
長瀬智也、2年ぶりにして最後の『白線流し』が、松本にてクランクアップ
足掛け10年演じ続けた“渉”を卒業!
『白線流し~夢見る頃を過ぎても』
今秋、2時間半スペシャルで放送予定!
96年1月クールに放送された連続ドラマ『白線流し』。豊かな自然環境に恵まれた松本を舞台に、夢や恋に揺れ動く若者たちの姿を追ったこの青春群像劇は、あらゆる世代の心に染み入る青春の苦しさ、切なさ、そして美しさを丁寧に描き、好評を博した。その後も、登場人物たちの成長と共に、過去4回ものスペシャルが作られ、これだけの長期にわたる連作ドラマは、「北の国から」終了後、民放・NHKを含め他に例を見ず話題を呼んでいる。
そして、前回のスペシャルから約2年ぶり(連ドラ撮影からは10年)に、待望のスペシャル第5弾にして最終章となる『白線流し~夢見る頃を過ぎても』が、今秋、2時間半のスペシャルで放送される。
主演の長瀬智也は、連ドラでは、当時16歳で初主演をつとめただけに、この作品に対する思い入れもひとしお。「『白線流し』は僕の原点。他のドラマに出演した後に、この作品に戻ってくるたびに、自分の役者としての成長を確かめることができる大切な場です」と語っているほど。
そんな入魂の新スペシャルで、長瀬は3月初頭、まさに、ドラマ「白線流し」の原点である飛騨高山にて自身演じる主人公の渉と酒井美紀演じる園子の再会という重要なシーンからクランクイン。連続ドラマなど多忙なスケジュールの合間をぬって、松本などロケを中心とした撮影に参加し、先日、松本駅ホームのシーンにて無事クランクアップをした。プロデューサー、監督から花束を渡された長瀬は、「この『白線流し』に関わってくださった全ての人々に感謝しています。10年もの間、この番組のキャスト・スタッフが、常に自分の心の中にいて、そのことが大きな安心となって、これまで他の作品にも挑むことができたので、終わってしまうことは、とても寂しい…でも、もし、いつの日か、また同じキャスト・スタッフでやれる機会があったらうれしいですね」と挨拶をした。
前回のスペシャルで渉は、酒井美紀演じる園子への想いを断ち切り、青年海外協力隊で知り合った美里(原沙知絵)の故郷・飛騨高山へと去っていった。今回のスペシャルでは、既に美里と高山で一緒に暮らしている渉と、松本で高校教師をしている園子が、かつて渉の父親が働いていた天文台の閉鎖問題をきっかけに、再び出会い、それぞれの試練に立ち向かい乗り越えていこうとする姿を中心に、5人の仲間たち(京野ことみ・柏原崇・馬渕英里何・中村竜・遊井亮子)が、おのおのの人生の分岐点にどのように立ち向かっていくのかを、飛騨高山、松本の素晴らしい自然と共に描いていく。
シリーズ最後となる『白線流し~夢見る頃を過ぎても』は、今秋、2時間半のスペシャルで放送される予定である。ぜひ、ご期待いただきたい。
~長瀬智也コメント~
★今回のスペシャルの台本を読んだ感想
「しゃべるセリフひとつとっても、時の流れというか、大人になったなあと、つくづく、僕が演じる渉の成長ぶりを実感しました。連ドラの頃は、とにかくひたすらしゃべらない、笑顔も見せないという役でしたからね(笑)。渉の内面的成長を視聴者の方にも感じ取っていただけるのではないでしょうか」
★10年間、渉を演じてきて
「もう、高校生の頃の渉はもちろん、ひとつ前のスペシャルでの渉は、もうできない・・逆を言えば、その時その時の渉を精一杯演じてこれたわけですから、うれしさと達成感を感じていると共に、あの頃にはもう戻れないんだと思うと、一抹の寂しさもありますね。僕らTOKIOも去年の9月にデビュー10周年を迎えたんですけど、同じくこのドラマも10年を迎えるんですから、これは、もう本当にすごいことですよ。やはり、10年間の重みをつくづく感じますね」
★渉を演じる上で大切にしてきたこと
「連ドラをやっているときから、ずっと心がけてきたことは、台本にある『…』のような、セリフ以外の部分を大切に演じるということです。この役はセリフが少ない分、目つき、表情、背中、手のしぐさ・・そういった繊細な気持ちの部分を意識するようにしているんです。よほど、セリフで言ってしまえたほうが楽だと思うことも多くて、本当にこの役は難しいし、奥が深いなあっていつも感じています。もちろん、その分、やり甲斐もあるのですが、これまでいろいろな役をやらせていただいてきて、この作品に戻る度に、本当に、渉という役はすごく難しいなあと思いますね」
★今回、『白線流し』の元となった飛騨高山でロケした感想
(後述「白線流しとは?」参照)
「初めて高山を訪れたのですが、3月あたまだったので、雪も残っていて景色も素晴らしいし、空気もきれいな、のどかで、とてもいい場所でした。やっぱり『白線流し』は、こういった素晴らしい自然の中での撮影でこそ、しっくりとくる作品ですよね。それに、実際に白線流しの行事が行われる川でのロケもあったのですが、『ああ、ここからドラマ『白線流し』が生まれたんだなあ』という実感が湧いてきましたね」
★この作品で、『白線流し』シリーズが終わることについて
「自分にとって、演じることとは何かということを初めて真剣に考えるようになったきっかけをくれた作品だし、正直に言うと、終わってほしくはないですね。自分の中では、渉や園子という人物が実在しているように思えるほど、大きな存在ですし…。でも、いつかまた機会があったら、ぜひ、やりたいって思っています」
~本間欧彦プロデューサー Q&Aコメント~
★前回のSPから2年後を描く今回「夢見る頃を過ぎても」では、7人のどのような姿が描かれていくのでしょうか。
「卒業から約10年ということで、社会に出て、その波にもまれて流されていた自分をもう一度見つめなおして、『自分らしさとは?』『本当に大切なこととは?』を探り、それぞれが軌道を修正していく“リセット”を描いています」
★今作品で描かれているテーマと、その理由を教えてください。
「重複になりますが、今作は7人の再出発です。まさに白線を流した時の“原点”に帰る物語になっていると思います。また、サブタイトルを『夢見る頃を過ぎても』とした意味も、いつまでも夢を捨てないで、前向きに、人生を肯定的に生きて欲しいという願いからつけました」
★この作品で完結を迎えることになった理由を教えてください。また、連続ドラマからちょうど10年になりますが、『白線流し』の10年はどのようなもので、7人の成長や変化など感じることはありますか?
「『白線流し』連続ドラマ撮影から10年がたち、その間に5本のスペシャルドラマを制作しました。私は白線のスペシャルに関しては“単発”ではなく“2年おきの連続ドラマ”ととらえていて、時間にして約12時間分、通常の連続ドラマの1クール分を放送したことになります。ということは最初の連続から2クールになりますので、一区切りつけ“中締め”の形でひとまず終了させるのが妥当と前作の本作りに臨む際に決めていました。高校卒業からの7人を、21世紀をまたいで10年は追いたい、と最初のシリーズ制作時に決めた“とき”が来たということです。
完結することに対してはっきりと残念がっていたのは長瀬智也君で、『またいつか絶対やりましょうよ』と言ってくれました。また、『打ち上げもね』とも。ほかの6人は口には出しませんが、内心この役から離れたくないと思っている反面、この役のイメージから一度遠ざかってみたいという思いもあるかもしれません。ただ、それぞれが終わることに対してまだ実感がないというのが、スタッフも含めての正直な反応です。
7人の成長に関して毎回思うのですが、“成長”の意味として、本当に良い意味だけなのか?という疑問があります。成長が、諦観や妥協や現実とうまく折り合うことなら、この作品に限ってはあまり成長しないで欲しいと思います。番組スタート時に申しましたが、当初からみんな利発でりりしく堂々としていましたから、あまり変わっていないし変わって欲しくない気がします。そんな中であえて言わせていただくと、良い意味で変化の著しいのは長瀬君だと思います。今回、その男っぷりと包容力と、そして輝きのオーラが一段と増したと思います。親しみやすさとスター性が共存するのはとてもむずかしいことですが、これほどざっくばらんで明るくセクシーな男になるとは正直思ってもいませんでした。
『白線流し』の10年ですが、スタート時に比べて若者を取り巻く状況は残念ながら悪くなっているような気がします。治安悪化やリストラなどの社会不安や企業倫理の失墜、平和主義から遠ざかってゆく国際情勢など、若者が“夢”を持ちにくい嫌な世の中になってきました。『白線流し』のような若者への応援ドラマはますます必要な世の中になっているのに終了させるのは自己矛盾ですが、いつかまた、現実と闘いながらも、強い友情で結ばれた素敵な7人と会いたいと思っています」
★今作品のみどころ、『白線流し』を10年間見続けている方へのメッセージをお願いします。
「私は人間の最も尊い財産は良き友人、良き仲間だと思っています。人生を肯定すること、そして、生きてゆく意味とその喜びを友情を通じて知ってゆく『白線流し』シリーズ最終章にふさわしい内容だと自負していますので、ぜひご覧下さい。また、最初のシリーズからご覧になっている方にはより楽しめるようなロケーションやシチュエーションが満載ですので、前シリーズをレンタルビデオなどでご覧いただければ幸いです」
~『白線流し~夢見る頃を過ぎても』~
出演
長瀬智也
酒井美紀
京野ことみ
柏原 崇
馬渕英里何
中村 竜
遊井亮子
松本留美
ゲスト
原 沙知絵
永井 大
小出恵介
西原亜希 ほか
スタッフ
企画 山田良明 横山隆晴
脚本 信本敬子
プロデュース 本間欧彦
演出 加藤裕将
主題歌 スピッツ「空も飛べるはず」
制作 フジテレビドラマ制作センター
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