自分が感動したことをみんなに伝えたい


  お正月に放送されて好評だったテレビドラマ「タイガー&ドラゴン」が、連続ドラマでスタートする。落語家に弟子入りしてしまった、どこか憎めない  ヤクザ・虎児を演じるのは、ますます大人の役者として魅力が増す長瀬智也さん。「虎児はどうでもいいことには見向きもせず、好きなものにはトコトン極端にのめり込む。そういうところ、僕と似てると思います」と話す。また、見どころのひとつである落語については、「昔、刀を腰に差して、チョンマゲ姿の人が聞いてた話と同じものを、今僕らがこの環境で見聞きしていると思うとすごく不思議ですよね」とも。

  また劇中で虎児は笑わせることに必死だが、「僕自身は、笑わせるよりも笑われる方が好き」という長瀬さん。“笑われエピソード”を披露してくれた。「今年の正月に初詣(もうで)に行ったとき、神主さんが僕に“おめでとう”って言ってきたんですね。僕は年が明けたことの“おめでとう”だとは思わずに、“ありがとうございます”と言ってしまってメンバーに大爆笑されました。“明けまして”がついてなかったから、そこまで僕は頭が回んなかったんですよ……」。

  今年も、映画が公開されたり、ライブツアーが続いたり多忙を極める長瀬さん。頑張れる理由とは? 「結局、僕は人を感動させたり、笑わせたりすることが好きだから、歌やお芝居をしているんだと思う。自分が感動したこと、影響を受けたことと同じような気持ちを味わわせてあげたいなと思うんだよね。そりゃ全員が分かってくれるわけではないけど、分かる人に分かってもらえればそれだけでうれしいから」。

  しかし、それでもやっぱりストレスや疲れがたまってしまうこともあるのだそう。「もう辞めたいと思ったことだってある。でもね、どんなにイヤなことやツラいことがあっても、3日目には全然余裕で大笑いしてる。“悪いことを考えてもどうしようもねぇもん”って割り切っちゃうの。ホントO型で良かったっていうか(笑)、こういう人間で良かったって思うよ。ものすごい自分は楽しく幸せな人生を送れているなと思いますね。OLのみなさんもいろいろあると思うけれど、疲れを癒すのは笑いですから。なおさら、ぜひこのドラマを見てもらいたいですよね」。


長瀬智也
1978年11月7日、神奈川県生まれ。O型。TOKIOのボーカルとしてデビュー。TOKIOとしてコンサート活動のほか、「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)や、「メントレG」(フジテレビ系)などのバラエティー番組やCMで活躍中。個人としてもドラマ「池袋ウエストゲートパーク」(TBS系)、「弟」(テレビ朝日系)などに出演し、俳優としての実力が注目されている。4月15日(金)からは、新ドラマ「タイガー&ドラゴン」(TBS系・毎週金曜午後10時)がスタート。映画「真夜中の弥次さん喜多さん」公開中。

取材・文/かしわぎ なおこ(Applink)






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